生活の変化や、社会・環境・テクノロジーの変化など、多様な視点から捉えたトレンドを背景に、少し先の社会と生活を考えるためのマーケティングセミナーです。OSINTとPEST分析を通して気づきを得た事実と仮説をもとに、企業や個人がマーケティングに取り入れるべき時代のテーマを掴むヒントを提供することを目的としています。
商品開発マーケティングでは、自動車であれば3〜5年後、電子機器で1〜3年、食品・日用品では1年後の社会・生活を想像し、企画を進める必要があります。しかし、VUCAな時代と言われる現代社会において、3年あれば世界は大きく変わります。大きな社会の変化の流れを理解するために、複数のレンズから生活・社会を切り取り、毎月みなさまと共有しています。
今月もトレンドの原動力を探る「9のよげん」を発表します。
開催概要
- 開催日時:2025年10月31日(金)16:00〜17:00
- 開催場所:オンライン開催【Zoomウェビナー】
- 参加費 :無料
- 定員 :300名
こんな方におすすめです
- マーケティングに関わるトレンド情報を収集したい方
- PEST分析に取り組んでいる、取り組みたいと考えている方
- 商品や販売促進の企画・開発を担当されている方
登壇者紹介

舟久保竜
総合マーケティング会社で23年間、NBメーカーの商品開発・販促企画のアイディア創出のための調査に関わるとともに、2020年から師匠の「大久保惠司 氏」とともに企業のマーケター向けに毎月トレンドを発表するセミナーを継続開催する。2025年、大久保氏の逝去後に「よげんの書」をライフワークとして継続することを決意。
本業は2024年1月から株式会社フィードフォースに所属。企業のコマースサイトを顧客体験基盤やCDPとして活用するためのソリューションのマーケティングに携わる。企業と生活者がモノではなくサービスでつながるための、SDL(サービス・ドミナント・ロジック)の実現を目指す。
その他の活動:宮城大学非常勤講師 著書:生活者の声から新商品アイデアを生み出す
発表した9つのよげん
- 米国の人を引き寄せる磁力が弱くなる
- ドルへの不信が募り「通貨Gゼロ」状態ができあがる
- タンス預金の減少に日本のお金がまわりはじめる予兆が感じられる
- パワーカップルが増えても消費を牽引できない家庭の懐事情が見えてくる
- ポイ活よりも「推し活」でクレジットカードを選ぶ若者が増える
- 自販機台数がじわじわと減少していたことがわかる
- 部活の民間委託と体験格差が同時に進む
- 半導体の持続可能な成長に思わぬ課題が浮かび上がる
- 日本で働くロボットがAIの新しい学習の機会として注目される
セミナーアンケート結果
テーマの関心度

感想・ご意見
自販機台数のど冷えもんやロイヤルホストの例は商品開発の参考になります。個人的には、安心安全な日本ならではの自販機がこれからも時代に合った形で増加していけばいいなと感じました。
現場のデータはAIでは作れないし、AIを生かすには不可欠です。
カンボジアのDXによるリエル通貨や推し活向けのカード決済など、現場データで繋げた説明が非常に分かりやすかったです。
インフレによって目減りした給料を戻すには5年かかると聞き、悲しくなりました。


