ゲーマーが農業を救う時代がやってくる|よげんの書:25年5月号より

この記事は、トレンドの原動力を探るマーケティングセミナー「よげんの書」で発表した「よげん」をトピックごとに解説した記事です。よげんの書のウェブサイトから無料セミナーのお申込みや、講演資料やアーカイブ動画をご覧いただけますので、ご関心ありましたらお申込みください。


求人広告の変革「ビデオゲーム経験者求む」

米国カリフォルニア州の農家がトラクターの運転手を募集した際、当初は誰も応募してきませんでした。しかし、自動運転システムを導入し、求人広告に「ビデオゲーム経験者求む」と一言添えただけで、応募が殺到する事態となりました。トラクターを一度も運転したことがない若者が、コントローラーを操作するように農機を操る時代が到来しています。

農家から「アグリテックオペレーター」へ

自動化が進むと、農家の仕事は「作物を育てる」というハードワークから、コックピット画面でセンサーデータや気象情報を解釈し、機器の運行を管理する「アグリテックオペレーター」へと変わります。プロゲーマーのような集中力で農場をマネジメントする姿は、かつての農業のイメージを「かっこいい職業」へと一変させる可能性を秘めています。

ソフトウェアレイヤーが農業の付加価値を生む

農業の進化は、ハードウェアとしての農機だけでなく、自動化ソフトウェアやデータプラットフォームといったレイヤーを生み出しています。かつてのパーソナルコンピューターがソフトウェアによって価値を高めたように、農業もDXによって24時間稼働可能な高効率産業へと変貌を遂げようとしています。人手不足をトリガーにしたこの流れは、農業だけでなく他の一次産業や現業職にも波及していくでしょう。


「よげんの書」は企業や個人が不確実な時代を生き抜くための道標を提供し、仕事や生活のマーケティングに投影していただけることを目的・目標として主催者の個人プロジェクトとして運営しています。

まずはぜひセミナーをご覧ください。そして「セミナーの共同開催」や、よげんの書をもとにした研修「ミライノミカタワークショップの開催」など、マーケティング活動をご一緒させていただく機会を検討いただける場合はお気軽にお問い合わせください。Driving Forceをともに掴み、未来を一緒に創っていくことができれば幸いです。

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この記事を書いた人

舟久保 竜のアバター 舟久保 竜 よげんの書|主催者

総合マーケティング会社で23年間、NBメーカーの商品開発・販促企画のアイディア創出のための調査に関わるとともに、2020年から師匠の「大久保惠司 氏」とともに企業のマーケター向けに毎月トレンドを発表するセミナーを継続開催する。2025年、大久保氏の逝去後に「よげんの書」をライフワークとして継続することを決意。

本業は2024年1月から株式会社フィードフォースに所属。企業のコマースサイトを顧客体験基盤やCDPとして活用するためのソリューションのマーケティングに携わる。企業と生活者がモノではなくサービスでつながるための、SDL(サービス・ドミナント・ロジック)の実現を目指す。